

気持ちはあるのに体も心も動かなくてつらいですよね。
このまま無理を続けると、心も体も壊れてしまうかもしれません。
そこで、今回は出社できない メンタルが原因のときの休職手続きと注意点について紹介します!
この記事で分かること!
- 休む前にすべきこと
- 会社への伝え方
- 心の整理のヒント
出社できないメンタル不調の主な原因とは
メンタルが不調で出社できない原因は、ひとつではありません。
さまざまな要素が重なり、心の限界を迎えることがあります。
とくに責任感が強く、まじめな人ほど自分を追い込みがちです。
次からは、具体的な原因について順番にくわしく見ていきましょう。
仕事の重圧やプレッシャー
プレッシャーが強すぎると、心がまいってしまいます。
達成目標や納期に追われる日々が続くと、心の余裕がなくなります。
とくに「期限厳守」「ミス厳禁」といった職場では、常に気を張り詰めた状態になりやすいです。
- 納期やノルマが多い
- 評価が厳しい職場
- 上司からの叱責が多い
- 業務量が自分の限界を超えている
- 1人で抱え込む風土がある
たとえば、ある30代の男性会社員は、新しいプロジェクトの責任者に抜てきされました。
毎日終電まで働き、休日も資料作成に追われる生活に。
最初は「やりがい」と感じていたものの、ある日突然、朝起きても体が動かなくなったのです。
そのまま出社できなくなり、心療内科で「適応障害」と診断されました。
もしあなたも、「もう無理」と感じているなら、休むサインかもしれません。
重圧に耐えることより、まずは自分を守る選択が大切です。
がんばり屋ほど、頑張りすぎに注意しよう。
人間関係のつらさ
人間関係のストレスは、想像以上に心にダメージを与えます。
職場の人間関係が悪いと、出社そのものが苦痛になります。
とくに「上司との相性」「同僚からの無視」などは、毎日の積み重ねがつらさを増幅させます。
- 上司との関係がギスギスしている
- 同僚とのトラブルが多い
- 孤立して誰にも相談できない
- いじめや嫌がらせがある
- 言いたいことが言えない雰囲気
40代女性の公務員の方は、異動先で冷たい空気を感じ続けていました。
話しかけても無視され、資料も共有してもらえず孤立状態に。
1か月ほどで眠れなくなり、出勤前には吐き気が起こるように。
医師に相談すると、ストレス性の自律神経失調と診断され、しばらく休職することになりました。
「人と関わるのがこわい」と感じたときは、すでに心が限界を迎えているサインです。
自分が悪いと責める前に、まずは距離を置いてみましょう。
職場の人間関係に疲れたら、一歩引く勇気も大事。
睡眠不足や体の不調
体の不調が続くと、心にも影響が出てきます。
睡眠不足や慢性的な疲労は、メンタル不調の原因になります。
「寝ても疲れが取れない」「朝がつらい」と感じるなら、無理をしてはいけません。
- 寝つきが悪くなる
- 夜中に目が覚める
- 朝起きてもだるい
- めまいや頭痛が続く
- 胃腸の不調がある
たとえば、20代の女性会社員は、毎日3〜4時間睡眠が続いていました。
やがて朝起きられなくなり、無理やり出社しても頭が働かず、業務に支障が出るように。
医師に相談すると「自律神経の乱れ」と診断され、休職をすすめられました。
体調が悪いときに無理をすると、メンタル面にも大きく影響します。
「だるい」「寝てもスッキリしない」は、体からのSOSです。
まずは睡眠と休息を最優先に。
責任感の強さが裏目に出る
責任感の強い人ほど、自分を追い込んでしまいがちです。
「自分がやらなければ」という思い込みが、心の負担を増やします。
「休む=甘え」と考えるのは、まじめな人ほど陥りやすい思考です。
- ミスを引きずりやすい
- 周りの期待を背負いすぎる
- 人に頼るのが苦手
- 仕事を断れない
- 「迷惑をかけたくない」が口ぐせ
30代男性の営業職の方は、部下の指導と自分の成績を両立しようと必死でした。
気がつけば毎日残業続きで、休日も社用電話が鳴りっぱなし。
ある日ふと、涙が止まらなくなり、そのまま出社できなくなったそうです。
医師からは「うつ状態」と診断され、数ヶ月の休養を取ることに。
真面目で責任感が強い人ほど、1人で抱え込む傾向があります。
あなたが倒れたら、誰が仕事を引き継ぐのか考えてみて。
完ぺき主義の考え方
「ミスしてはいけない」「常に完璧に」この思考は心をすり減らします。
完ぺき主義は、自分にも他人にも厳しくなり、孤立を招きやすくなります。
完ぺきを目指すこと自体が、ストレスの原因になります。
- ちょっとのミスでも自己否定
- 常に100点を求める
- 他人の評価に過敏
- 「べき思考」が強い
- 妥協や手抜きができない
40代男性のエンジニアの方は、仕事の品質に強いこだわりを持っていました。
1つのプログラムに何十時間もかけ、少しのバグも許さないスタイル。
周囲に相談もできず、深夜まで作業する日々が続きました。
やがて寝つきが悪くなり、不安感が強まり、出社できなくなりました。
医師からは「燃え尽き症候群」と言われ、しばらくの休養が必要に。
60点でも「よくやった」と思える自分を目指そう。
出社できないサインと初期の兆候
出社できなくなる前には、いくつかのサインがあります。
初期の変化を見逃さなければ、早めに対処できます。
次からは、具体的な「出社できない前兆」を見ていきましょう。
朝起きるのがつらい
出社できないサインのひとつが「朝のつらさ」です。
目覚ましが鳴っても、体が重くて起き上がれない状態は要注意です。
「起きなきゃ」と思っても動けない日は、限界が近いサイン。
- 起きてもベッドから出られない
- 仕事を考えると動悸がする
- 寝たはずなのに疲れが残る
- 毎朝、起きるのがこわい
- 布団の中で泣いてしまう
20代男性の営業職の方は、毎朝吐き気と頭痛で起きられなくなりました。
無理に出社しようとしても、体がまったく動かない。
気持ちでは「行かなきゃ」と思っても、体が拒否反応を示していました。
病院を受診したところ、ストレス性の身体症状と診断されました。
朝起きることが苦痛なときは、休む選択肢も持ちましょう。
朝の異変は、心の限界を知らせるアラームです。
気分の落ち込みが続く
気分の落ち込みが長引くのも、出社できなくなる前触れです。
いつもなら楽しめることにも、関心がなくなる状態は注意が必要です。
「何をしても楽しくない」「涙が止まらない」それは心が疲れている証拠です。
- ずっと気分が沈んでいる
- 涙もろくなった
- 何もやる気が出ない
- 好きだった趣味に興味が持てない
- 未来に希望が持てない
30代女性の事務職の方は、毎朝泣きながら通勤していました。
職場でのミスがきっかけで、どんどん自信をなくしていったそうです。
やがて何も手につかなくなり、会社に行くこと自体が怖くなりました。
心療内科を受診したところ、うつ状態と診断され、すぐに休職となりました。
「ただの疲れ」と思い込まず、気分の変化には敏感になりましょう。
落ち込みが続くなら、専門家に相談を。
食欲や集中力がない
メンタルが不調になると、食欲や集中力にも影響が出てきます。
「何を食べてもおいしくない」「仕事が手につかない」は重要なサインです。
心と体はつながっているため、どちらかが崩れるとバランスが崩れます。
- 食事を抜く日が増えた
- 味がしないと感じる
- 仕事が全く進まない
- ぼーっとする時間が多い
- 簡単な作業もミスする
40代男性の技術職の方は、昼食をとる気力もなくなり、気がつけば体重が5kg以上落ちていました。
仕事中も頭が働かず、資料作成に倍以上の時間がかかるように。
同僚に心配されて病院に行ったところ、軽度のうつと診断。
休養と薬による治療で徐々に回復しました。
食欲や集中力の低下は、メンタルからの黄色信号です。
心が疲れているとき、体も静かにSOSを出しています。
身体に不調があらわれる
心の疲れは、体の不調としてあらわれることがあります。
原因がわからない不調が続くなら、メンタル面の影響も考えましょう。
「病院で検査しても異常なし」なのにツラい、そんなときは心の声を聞いて。
- 頭痛や腹痛が続く
- 動悸がする
- 吐き気やめまいがある
- 微熱が続く
- 体に力が入らない
50代男性の公務員の方は、毎朝、強い動悸と手の震えに悩まされていました。
病院で検査しても「異常なし」と言われ、納得できずにいました。
心療内科で詳しく診てもらうと、不安障害とわかり、心のケアが必要だとわかりました。
症状が出ているのに原因不明なときは、メンタルのチェックも重要です。
体があなたの心の代わりに、助けを叫んでいます。
小さなことに過敏になる
いつもなら気にしないことに、異常に反応してしまう。
それは心のキャパシティが限界に近いサインです。
音や言葉、人の表情に敏感になったら、心が疲れている証拠。
- 周囲の視線が気になる
- メールの文面に過剰反応
- 小さな音にイライラする
- 誰かの言葉が頭から離れない
- 表情がこわばってしまう
30代女性の販売職の方は、お客様の一言が引き金で、涙が止まらなくなったそうです。
それまでも小さなミスで強く落ち込むことが続いていました。
心療内科に相談すると、HSP傾向もあり、過敏になっていたことがわかりました。
小さなストレスでも心のバケツがいっぱいだと溢れ出してしまいます。
敏感になりすぎていると感じたら、しっかり休もう。
出社できないときの会社への伝え方3つ
メンタル不調で出社ができないとき、会社への伝え方に悩む方も多いです。
無理に出社せず、適切に伝えることで、自分を守ることができます。
伝え方に迷ったら、まずは以下の3つを押さえておきましょう。
正直に体調を伝える
出社できない理由は、正直に「体調不良」と伝えて大丈夫です。
無理に詳細を話す必要はありませんが、心の不調であることは伝えたほうが安心です。
「心の病」は特別ではなく、誰にでも起こることです。
- 「体調が優れず出社が困難です」と伝える
- 「メンタル面の不調」と明言してもOK
- 詳細は医師の診断書でカバーする
- 無理に笑顔で話さなくてよい
- 「すみません」より「相談したい」で
20代女性の会社員の方は、朝どうしても出社できず、上司にLINEで「体調が悪く…」とだけ連絡しました。
数日後、心療内科で「うつ状態」と診断され、診断書を提出することで休職が認められました。
正直に伝えることで、会社側も状況を理解しやすくなります。
言いづらいことほど、簡潔に伝えよう。
医師の診断書を準備する
休職を希望する場合、医師の診断書はとても大切です。
「出社できないこと」を客観的に証明できる唯一の書類です。
会社の対応をスムーズにするためにも、診断書は必ず用意しましょう。
- まずは心療内科や精神科を受診
- 不安なことは問診時にメモを持参
- 「休職が必要」と書かれた診断書を依頼
- 診断書は封筒に入れて提出
- 原本とコピーを取って保管する
30代男性の会社員の方は、長引く不調を受けて心療内科を受診。
医師に「仕事がつらい」「朝起きられない」ことを話したところ、即日で診断書が出ました。
診断書を会社に提出したことで、スムーズに休職へと進めました。
口で説明しづらいときは、専門家の言葉に頼りましょう。
診断書は、あなたを守る強い味方です。
メールや電話で連絡する
会社への連絡手段は、メールでも電話でも大丈夫です。
声が出ない、話す気力がない場合は、メールのほうが負担が少ないかもしれません。
「伝えること」が大事なので、自分に合った方法を選びましょう。
- 朝の出勤時間前に連絡する
- 「体調不良のためお休みします」と伝える
- 無理に理由を詳しく話さなくてOK
- メール文はあらかじめテンプレを準備
- 家族や信頼できる人に代行してもらうのも可
40代女性の方は、体が動かず電話もできなかったため、夫が代わりに会社へ連絡しました。
その後、本人からメールで状況説明を行い、診断書を添付。
会社側も理解を示し、スムーズに休職が認められました。
声を出すのもつらいなら、メールや第三者の力を借りて。
出社できないときの休職手続きと進め方
休職を考えているなら、手続きの流れを知っておきましょう。
流れを知ることで、気持ちにも余裕が持てます。
次からは、休職までの具体的なステップを紹介していきます。
まず病院を受診する
休職を考えたら、まず最初に病院を受診しましょう。
症状を診てもらい、診断書をもらうことが休職の第一歩です。
「なんとなくつらい」でも、受診して大丈夫です。
- 心療内科または精神科を選ぶ
- 受診前に症状をメモしておく
- 予約時に「会社を休みたい」と伝えてもOK
- 初診は時間に余裕をもって
- 自費診療ではなく保険証を忘れずに
20代男性の方は、「眠れない」「やる気が出ない」状態が続き、近くのメンタルクリニックを受診。
初めてで緊張しましたが、医師が丁寧に話を聞いてくれて安心できたと話しています。
診断の結果、「うつ状態」とされ、1か月の休職を勧められました。
気になる症状があれば、迷わず相談してみてください。
診断書を会社に出す
診断書は、会社側が休職を判断するための大切な書類です。
診断書があれば、本人の説明が難しくても会社は理解しやすくなります。
提出時は、原本を封筒に入れて渡すのが基本です。
- 診断書の内容に「就労困難」とあるか確認
- 休職期間が記載されているかを見る
- 会社の上司または人事に提出する
- コピーを必ず手元に保管
- メール添付や郵送でもOKな場合あり
30代女性の方は、病院で「適応障害」と診断されました。
その場で診断書を書いてもらい、翌日上司に手渡しで提出。
丁寧に説明を受けながら、スムーズに休職に入りました。
診断書があることで、あなたの気持ちも少し楽になるはずです。
会社の人事に相談する
休職手続きは、基本的に人事部門が担当します。
休職期間中の手続きや給与、保険なども相談できます。
不安な点は遠慮せずに質問しましょう。
- 診断書を出したあと、連絡を取る
- 人事担当と日程を調整して面談
- 休職規定について説明を受ける
- 復職の条件も事前に確認
- 会社によっては産業医の面談が必要
40代男性の方は、診断書を提出したあと人事から面談の案内がありました。
オンライン面談で、休職期間・手当・今後の流れを丁寧に説明されて安心したそうです。
人事との連携は、復職への準備にもつながります。
ひとりで抱え込まず、制度を活用しましょう。
手続き書類をそろえる
会社によっては、休職に必要な書類があります。
必要な書類は人事や上司から案内されるので、指示に従いましょう。
書類の提出が遅れると手続きに支障が出ることもあるので注意。
- 休職願または申請書
- 診断書(原本)
- 健康保険の傷病手当申請書
- 会社からの指示資料
- 本人確認書類が必要な場合も
30代公務員の方は、上司から休職に必要な書類一式を受け取りました。
記入方法もサポートしてもらえたため、不安なく手続きができたと話しています。
会社ごとに違いがあるため、わからないことはすぐ確認しましょう。
準備が整えば、安心して休むことに集中できます。
復職の見通しも共有する
休職に入る前に、ある程度の復職の見通しを伝えておくと安心です。
もちろん無理に決める必要はありませんが、会社も準備がしやすくなります。
体調の様子を見ながら、徐々に相談すれば大丈夫です。
- 休職開始時におおよその目安を伝える
- 医師の判断に従うと一言添える
- 無理に期限を決めない
- 途中経過はメールなどで共有
- 復職前に再受診して診断書を取得
20代女性の方は、初めての休職で「いつまで休むか言えない」と悩みました。
医師に相談すると「今は考えず、1か月ごとに様子を見ましょう」と言われ安心できたそうです。
会社にも「医師と相談しながら調整する」と伝え、無理なく復帰の準備ができました。
焦らず、今の自分を大切にしてください。
まとめ 出社できないメンタルの正しい向き合い方
今回は、出社できない メンタルの原因と会社対応について紹介しました。
▶ この記事のポイント!
- 出社できない理由を整理
- 対処法と手続きが分かる
- 人事への伝え方が分かる
プレッシャーや人間関係など、心が限界を感じる要因をひとつずつ解説しました。
また、会社にどう伝え、休職にどうつなげていくかも実例を交えて説明しました。

つらいときはムリをせず、安心できる方法から試してみてください。